特殊先端翼の上にコンクリートを地中でそのまま杭状に硬化するため、地盤種別によらず、高品質で高支持力を発揮する安心で確実な幅広い用途に対応できる杭状地盤補強工法です。
無排土(発生残土が殆ど出ない)
適用構造物、小規模建築物から中規模建築物(4F)、高さが2m以下の擁壁、ボックスカルバート等の構造物まで評定取得
杭径、翼径が多様
施工軸径(D)Φ139.8~Φ267.4 先端径Φ155~Φ579 最大施工深さ:施工軸径(D)の60倍まで60D(m)
コンクリートがそのまま杭状に硬化する為、土質による品質ムラはありません。
全ての土質に対応可能
柱状改良と比べ、施工性が良く低コストでの施工が可能。又、地盤と混合撹拌しない為、六価クロム溶出がありません。
鋼管杭と比べ低コストでの施工が可能
ラップルウィング工法は施工軸径(D)Φ139.8~Φ267.4の鋼管をケーシングとし、先端径Φ155~Φ579を装着した状態で6m長を1ユニットとして継続削孔を行い、所定深度まで回転・貫入し、ケーシング内に注入材(コンクリート)を打設後、ケーシングを引き抜くことにより、先端翼付きコンクリート系柱状補強体を築造する工法である。補強体の構造はレディーミクストコンクリートまたはモルタル(ケーシング径Φ139.8)のみとする。
先端キャップのついたケーシングを補強体芯にセットする。先端キャップの位置がX方向、Y方向ともに管理値(0~30mm)以内である事をスケールで確認する。 ケーシングの鉛直性を水準器にて管理値1/100以内である事を確認する。
ケーシングの鉛直性を確認後、ケーシングを回転圧入させながら所定の深度まで貫入する。なお、地下水位がGL-6mより浅い深度にある場合は、最初のケーシングを回転圧入後、水位計等によりケーシング内に地下水位が無い事を確認する。
ケーシングを所定の深度付近まで貫入して、打ち止め管理を行う。打ち止め管理は、調査データ及び試験施工の資料をもとに、設計深度において管理トルク値あるいは管理回転数が得られることを確認することで、支持層への到達とみなし、打ち止めとする。
シュート・ポンプ車又はホッパーにてレディーミクストコンクリート(モルタル)を打設する。
先端キャップは逆回転でケーシングと脱着する構造となっている。打ち止め管理を行った後mケーシングウィ逆回転させ、ゆっくり引き抜きを行い、先端キャップを切り離す。
先端キャップを切り離した後、ケーシングを引き抜く。
評定書
一般社団法人 日本建築センター認定取得
BCJ評定 FD0505-01